第3回とよた演劇祭

『美術がうみだす舞台』

【Mission】 舞台美術イメージ図から想像し創作せよ

 

―舞台美術からイメージして戯曲を書く、創作する――

いつもとは逆転の創作をすることで、何か新しい形の特別な舞台が立ち上がるのではないか。これが今回のとよた演劇祭の試みです。舞台美術をお願いしたのは、国内外で幅広く活躍されている杉山至氏。公演会場を実際に見てもらい「場所からイメージして美術を作ってほしい」と依頼しました。そこからできあがったのが本チラシ表面のデザイン画です。

 

―あなたは、この舞台に何を語らせますか――

舞台美術のイメージ元になった場所は、かつて「国際会議室」の名で呼ばれ、文字通り国際会議ができるように同時通訳室があり、議長席や大きな馬蹄形の木製机がありました。現在はその役目を終え、その後の改築を経て、2017年秋、「大会議室」として再び活用されることになりました。改築しても消えなかった絨毯に残る机の痕跡、いまだ点灯に時間のかかる蛍光灯…。この古くも新しい場所を演劇空間として立ち上げます。

 

 ―戯曲執筆の手がかりを3つ展開します――

WS開催、模型デザインなど多角的な実験を段階的に取り入れ作品を創作

 ① 2月 舞台美術スケッチ(HP画像とチラシ表面は同一のものになります)
 ② 3月 舞台美術から新たなイメージを発見する実験(ファシリテーター:杉山至)
 ③ 4月 舞台美術最終デザイン(オフィシャルサイトにて公開)
 ※必ずしもすべて受け取る必要はありません。どれか一つだけを手がかりにしても結構です。
  手がかりを受けて、その都度リライトすることも可能です。

 

 

Schedule

2018年8月

11日(土)18:30★

12日(日)11:00★/15:00

 

★杉山至氏によるアフタートーク開催

 

※開場は開演の30分前|受付は45分前

 

Ticket

一般前売:2,200円

高校生以下前売:1,500円

当日は各料金より+300円

※日時指定|全席自由|未就学児入場不可

 


 

【新人枠】 

team 10+ → 短編劇 (20分程度)

 

team 10+(ちーむ てんぷら)とは?

2018年2月に修了公演を終えたばかりの、とよた演劇アカデミー10期修了生による新団体。

 

「青血図」 作:泉絵梨奈 演出:かみや凜

時は宋王朝時代。中国で一大勢力を築いていた鬼族だったが、宋の皇帝によって滅亡の危機にさらされていた。追い詰められた鬼族は、一縷の望みに賭けて倭国を目指し、大海原へ漕ぎ出す。

出演:いっこ、尾上遥、月華糖、小林峰代、都築路宏、中野有彩、のあっち、みのう、レイ

演出助手:上山太朗 | 衣裳:いっこ | 小道具:小林峰代 | 音響:かみや凜、みのう

 

【招請枠】

公募ダンサー×ダンスカンパニーafterimage 堀江善弘・服部哲郎振付 → ダンスパフォーマンス (20~30分程度)

 

ダンスカンパニーafterimage(アフターイマージュ)とは?

ふとしたことをきっかけにダンスの洗礼を浴びてしまった服部哲郎を中心に、2003年名古屋で結成。ダンサーは男性のみ、名古屋発のダンスカンパニーとしてやや珍しい目で見られる。切れ味鋭いダンスと外連味溢れる演出で売り出す30代突入の男たちである。

 

構成・振付:堀江善弘(afterimage/【exit】) アシスタント:服部哲郎(afterimage/archaiclightbody)

出演:浅野里江(TUGINI)、高木理恵、平尾菫、松竹亭ごみ箱(afterimage)

   いこたん、工藤大空(とよたこども創造劇場)、小針京子、佐藤亜矢、つげ周爾、村田昂至

 

【公募枠】

公募戯曲×公募出演者×Pinchi(ピンチ)番地 古場ペンチ演出 → 中編劇 (30~40分程度)

 

「象牙の船に銀の櫂(かい)」 作:テラ・マルミ 演出:古場ペンチ(Pinchi番地)  

 ※タイトルは「会議あるんですか」から変更になりました

 

とある古い会議室。看護師の佳菜子が隠れてタバコを一服しようとすると、割烹着を着た女性が4人現れ、朗読会の練習を始める。

 「歌を忘れたカナリヤは 後ろのお山に棄てましょか いえいえそれはなりませぬ…」

 そんな彼女たちを後目に佳菜子が火をつけようとすると、突然彼女たちは朗読を止め、佳菜子を取り囲む。もはや一服どころではなくなってしまう佳菜子。

 「思えば私は、いつからタバコを吸うようになったのだろう。いつからコソコソするようになったのだろう。いつから看護師になった理由を忘れていたのだろう…」

 

出演:太田泰彦、木村仁美、勢力幸子、三村よしみ、麦田愛理(愛知淑徳大学演劇研究会「月とカニ」)、森万尋

 

 

【全体スタッフ】

舞台美術:杉山至

全体演出:古場ペンチ(Pinchi番地)

舞台監督:太田竜次郎(劇団エンジン)

大道具:木村雅尚

音響:(有)まさき

照明:柴田美可

制作:尾上 遥(team 10+)、加藤恵(劇団カレイドスコープ)、小島みさえ(劇団3~SUN~)、彬田れもん、図師久美子、堂前奈緒子、西山 舞(劇団 栞ちゃんのしおり)、若生百合子(team 10+)

宣伝美術:古場ペンチ

記録写真:松下智美

(公財)豊田市文化振興財団 文化事業課:原田秀樹、築地麻衣子

 

主催:とよた演劇祭実行委員会|公益財団法人 豊田市文化振興財団|とよた演劇協会

後援:豊田市|豊田市教育委員会

助成:豊田市市民活動促進補助金

 

Location

豊田市民文化会館 2F 大会議室

〒471-0035 豊田市小坂町12-100

 

名鉄『豊田市駅』、愛知環状鉄道『新豊田駅』から、徒歩約15分

Route


Flyer