第5回とよた演劇祭

#456789の舞台

WEBパンフレット

 

大変な状況の中

ご来場いただき、ありがとうございます。

 私共の励みになります。

ご挨拶

こんにちは。

ご来場頂きありがとうございます。

 

今回は電子パンフレットですので、字数制限を気にせず少し自由に書いてみます。

 

劇作に入る前、演出部のメンバーで世の中の「炎上案件」を調査してみました。

人々の意見をネガティブ/ニュートラルに層別して、主張の根っこは何なのかを探り比較するというもの。

いくつかやって見えたものは、明らかな悪意に満ちた意見を除くと、実はどちらも同じなんだということでした。

誰も世界をぶっ壊したいなんてことはなくて、穏やかで幸せでいて欲しいだけ。

昨今はSNS の普及により世間と社会の境界が暖味になって、その穏やかで幸せでいてが目に見えぬ人を刺すようになりました。

この昔からあった矛盾に、改めて、どう付き合うのかが問われているようです。

 

演劇は、私たちの日常と地続きの世界に生きる人を目撃し、共に考えることができる表現だと考えております。

今、そこに、存在して、誰かを想い、誰かに想われる。

そんな切実さを大切にした演劇を作りたいと思いました。

 

今回の作品は、即興劇の積み重ねで作りました。

話の大筋は演出部で決めましたが、いわゆる“台本”はなく、シーンごとの「場所・背景・人・問題」を設定して、出演者に即興で演じてもらう。あなたがこの立場ならどうするか。

ですので、基本的には演者自身の口から出た言葉を元に紡ぎました。

演出である私は、そこに切実さがあるかを吟味して言葉と流れを剪定しましたが、今日も新たに紡がれるはずです。

また、本作に関連して実施した「不特定多数の声を紡ぐ企画※」に寄せられた言葉も、作品の中に(あくまでさりげなく)取り入れております。

※参考リンク

 

この手法の劇作は、無限に広がる海を航るような感覚でした。

まだ見ぬ景色が見たくて、新しい地図を広げ、指針の安定しないコンパスを握りしめ、手作りの船に帆を張って。

朝日が昇るのは東で、タ日が沈むのは西。大体はあの辺り。 それは分かっている。

けれど、大海原のど真ん中で航路を見失い、前進しているのか後退しているのかも分からず、度重なる嵐で沈みそうになる。

それでも風はやまないし、相変わらず空は青い。

乗組員は漕ぎ続けました。

我々が辿り着いた景色を、お客様にも見届けてもらえたらと思います。

 

最後に。

コロナ禍において本日を迎えることができたこと、自身の健康を保ちながら劇作に取り組んで下さった出演者、スタッフの皆様と、ご来場のお客様に感謝します。

 

構成・演出:古場ペンチ


ご来場いただきまして、誠にありがとうございます。

 

古場ペンチに「なにかやるか!?」と持ちかけ始めたとよた演劇祭も5年目を迎えました。

 

今年は、新型コロナウイルスの流行で、開催見送りも検討しておりましたが、このままいつ戻るのかわからない日常をただ待つだけではなく、ウイルスと共存し日常” は私達の手で作りだすものと考えに至り、第5回とよた演劇祭『#456789の舞台』開催の運びとなりました。

 

当事者である私達が、今【感じたこと】は、演劇だからこそ伝えられると考えております。

 

とよた演劇祭実行委員会代表 図師久美子


本日は、「第5回とよた演劇祭」にご来場いただきまして、誠にありがとうございます。

また、この大変な状況の中「観劇すること」を選んでいただき、感謝申し上げます。

 

今年はどなたにとってもそうであるように、演劇にとっても厳しい年となりました。

「演劇は不要不急なのか」その壁は厚く、高く、立ちはだかりました。

 

演劇を含め文化芸術には「社会をよくする力がある」と言われています。だからこそ、とよた演劇祭はこの壁に立ち向かうことを決めました。

 

これから先、どんな世の中になるのか予想はできません。それでも私たちは、「演劇が持つ力」を信じています。挑戦し続ける彼らの舞台をごゆっくりお楽しみください。

 

 公益財団法人豊田市文化振興財団文化事業課

築地麻衣子


出演者

◆公募で集まった皆さまへ質問◆

自分の色をカラーコードで例えたら何色?

 

お名前をクリックすると動画が再生されます

 

稲葉收治
井上由貴
加藤学
上条拳斗
正手道隆(劇団あおきりみかん)
勢力幸子
田中郁子
長田すしえ
長門明日香
原田陽菜
藤崎純博
三村愛美
村松静葉

Staff

構成・演出|古場ペンチ(Pinchi番地)  

演出助手|森万尋・堀場みのう・図師久美子

舞台監督|大林成樹(劇団ドラマスタジオ)

照明|横井勇士(JET株式会社)    

照明補助|小川來純(JET株式会社)

  溝口慶一・加藤恵

音響|足立晃三

振付|長田すしえ

舞台装置|大林成樹

宣伝美術|古場ペンチ

制作|加藤恵・小島みさえ(劇団3~SUN) 

  図師久美子

 (公財)豊田市文化振興財団文化事業課

  築地麻衣子・河野結香

協力|加藤真紀子・彬田れもん

   劇団3SUN

企画・製作|とよた演劇祭実行委員会

主催|とよた演劇祭実行委員会 

共催|(公財)豊田市文化振興財団

  とよた演劇協会

後援|豊田市 



お知らせ

公演終了後、1週間以内に台本と『不特定多数の声を紡ぐ企画』に寄せられた声をホームページ上で公開いたします。

 

皆さんから寄せられた声が、どこのシーンで台詞になったのかご確認いただけます。

今後の活動

 

<古場ペンチ 演出>

 

<森万尋 出演>

 

Pinchi番地 第8回公演

「タンバリン」

作:後藤香(劇団 go to)

 

 

2021年3月13日(土)、14日(日) 

会場:G/Pit

詳細:こちら

 


 

<勢力幸子 出演>

 

演劇フェスティバル  イン ちりゅう2020 Vol.24
七味とうがらし「女ともだち」

 

20201213() 13:30
会場:パティオ池鯉鮒 花しょうぶホール

 

 

 

<正手道隆 アクション・殺陣指導>

 

STAC
アクション・殺陣 教室開催
水・土曜日 隔週ごとに不定期開催

場所:豊田市内の公共施設
※最近は、崇化館交流館にて実施中

詳細:こちら

 


 

<田中郁子 出演>

 

とよた劇場元気プロジェクト

とよた演劇協会「ワタシたちの物語」

 

20201219(土) 17:00
会場:豊田市民文化会館 小ホール

詳細:こちら

 

 

<藤崎純博 出演>

 

紅白劇合戦2020

紅組(劇団よぞらカンパニー)

 

2020年12月29日(火)〜31(木)

会場:ナンジャーレ

詳細:こちら